「鈴木藤助日記」を読もう

   鈴木藤助日記を読む会に参加しませんか?

2018年7月の鈴木藤助日記を読む会

7月9日(月)鈴木藤助日記を読む会が開かれました。

横浜市歴史博物館と横浜開港資料館では、7月21日より「戊辰の横浜」という企画展を開催します。明治150年にちなみ、両館が連携して展示を企画しました。
横浜市歴史博物館では、鈴木家からお借りした「鈴木藤助日記」が展示されるそうです。

「鈴木藤助日記」は、明治6年12月11日より12月23日までの記事を読みました。
12月13日、等覚院の普請費用を受け取ったり、小麦代金を渡したり、20両から30両ほどのお金をやり取りしています。
12月15日には、大丸から府中にかけて掛取りに出かけています。
年内に掛売の代金を徴収精算しておくため、忙しそうです。

12月18日には、村の有力者であり親戚である人たちに来てもらい、藤助家の身上向きを相談しています。
借財を片付けるため、犬蔵や蔵敷にある持ち山を売り払うこと、大丸にある醤油蔵を売り払うつもりであることを宣言しました。
藤助にとっては大きな決断だったと推察します。

23日、長尾村、土橋村など近隣の質屋仲間が来て、税金免除の願いを出そうとしているようです。質屋をやめてしまうのでしょうか。
江戸時代から明治時代へ、変化の波がひたひたと押し寄せているようです。


◆ 次回  8月は休み
◆ 次々回 9月10日(月)10時より

 

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      浅草のほおずき市

 

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