「鈴木藤助日記」を読もう

   鈴木藤助日記を読む会に参加しませんか?

2018年11月の鈴木藤助日記を読む会

11月27日(火)、鈴木藤助日記を読む会が開かれました。

井上攻先生のお話。
横浜市歴史博物館において11月23日(金)より開催の「文化財展/神奈川の記憶展」について詳しい情報をもらいました。
「神奈川の記憶展」は、朝日新聞神奈川版で連載されている「神奈川の記憶」の記事にちなんだ展示です。考古学の領域から現代史までの神奈川の歴史や文化を発掘し、新聞記者の視点で提示してきた130話を超える記事の中から20話を選び、その内容を歴史資料とともに紹介しています。
その展示物のひとつに神奈川県大磯町の「澤田美喜記念館」で収蔵されているキリシタン信仰画があり、16世紀末の安土桃山期の作品である可能性が高いことがわかったそうです。11月19日(月)の朝日新聞及びNHKニュースで報道されて、話題となっています。
文化財展」も併せて盛りだくさんの展示内容となっているので、ぜひ見学してほしいとのこと。

「鈴木藤助日記」は、明治7年1月7日より1月11日までの記事を読みました。
1月10日、地域の小学校である化育学舎の子供たちが等覚院に集まり、席書をしたと記されています。席書とは「せきがき」と読み、手習いの子に書画を清書させる会、またはその展覧会のこと。この日等覚院には、藤助や息子の留五郎、学校の先生方も集まり、遅くなったので子供たちにおむすびをふるまったそうです。小学校の子供たちの成長を、あたたかく見守る地域の目を感じます。
1月11日、太七が伊兵衛方の地形の手伝いに行っています。地形は「じぎょう」と読み、何のことかと話題になりましたが、建築物の基礎を支えるための地固めのことかと思います。

◆ 次回  12月18日(火)10時より
◆ 次々回 1月28日(月)10時より

  

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