「鈴木藤助日記」を読もう

   鈴木藤助日記を読む会に参加しませんか?

2019年1月の鈴木藤助日記を読む会

1月28日(月)、鈴木藤助日記を読む会が開かれました。

井上攻先生のお話を伺いました。現在、横浜市歴史博物館における「文化財展/神奈川の記憶展」が終了し、お借りした品々を返却しているところとのこと。今回の展示は朝日新聞社も主催だったのですが、新聞媒体の減少を感じるものであったそうです。また、横浜市歴史博物館発行の冊子に「ご聖体の連祷と黙想の図」の展示が記事になっているので、ご覧いただきたいとのことでした。

「鈴木藤助日記」は、明治7年1月22日より1月31日までの記事を読みました。
1月22日、伊兵衛の家では棟上げのお祝い行事があったようで、藤助も呼ばれています。お酒や料理が振る舞われたのでしょうか。手伝いに行った藤助家の太七は、大工を送りに行ったとかで、翌朝帰ってきました。
1月23日、また太七が伊兵衛の家に手伝いに行くと聞き、「そんなに手伝いに行かなくてもいいのではないか」と珍しく感想を記しているのが、おもしろく感じます。
1月26日、藤助家の者が、平村より長沢、蔵敷、犬蔵、土橋、有馬、馬絹へ年礼に行っています。28日は溝ノ口、久地、堰、宇奈根、猪ノ方へ年礼に回っています。この地域と密接な関係があることが想像できます。
1月29日、地域の学校である化育学舎にたくさんの人が集まりました。近隣の先生や生徒が86人。藤助家ではおむすびを出したと記されています。たいそうな炊き出しであったことでしょう。


◆ 次回  2月25日(月)10時より
◆ 次々回 3月18日(月)10時より

 

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