「鈴木藤助日記」を読もう

   鈴木藤助日記を読む会に参加しませんか?

「戊辰の横浜 名もなき民の慶応四年」

横浜市歴史博物館の企画展「戊辰の横浜 名もなき民の慶応四年」を拝見してきました。古文書がたくさん並んでいました。古文書好きな人には、たまらなく魅力的な展示です。
今回の展示では、「鈴木藤助日記」の記述がたくさん使われています。日記の原本(4冊)やコピーが展示されていて、その記事を読むことができます。
展示資料の中から「鈴木藤助日記」を資料としているタイトルを書き出してみました。

1.村に伝わった大政奉還の情報(慶応3年10月)

2. 荻野山中藩陣屋焼討(慶応3年12月18日)

3. 鳥羽伏見の情報、長尾村に伝わる(慶応4年1月11日、12日)

4. 川崎宿の継立人足を一度もつとめなかった鈴木藤助(慶応4年3月29日)

5. 長尾村では炊き出しにて綱島勢に協力(慶応2年6月16日)

6. 旧幕府諸勢力、村々へ米、金を要求(慶応4年閏4月27日、5月3日)

7. 鈴木藤助日記に記された旧幕府勢力の動向 「鈴木藤助日記」より作成

8. 上野戦争の風聞(慶応4年5月16日)

9. 新政府を諷刺「錦旗勅命丸」の引札(慶応4年5月11日)

10. 非日常の中、日常生活は続く(慶応4年8月)

鈴木藤助の住んでいた武蔵国橘樹郡長尾村は、日本橋より行程5里半、江戸近郊の村です。ラジオもテレビもインターネットも無い時代に、歴史的な情報を受け止め、記述していたことに、改めて驚いてしまいます。

企画展をまだ訪れていない方は、ぜひ「鈴木藤助日記」に会いに行ってみてください。

 

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