5月16日(月)鈴木藤助日記を読む会が開かれました。
井上攻先生のお話。
横浜市歴史博物館の紀要が、初めて電子ジャーナルとして発表されました。井上先生の論文「幕末期相給村落の村政運営―武蔵国都筑郡山田村の事例―」も掲載されています。その他の記載も多くの人に読んでもらいたいとのこと。
『近世日記の世界』(福田・藤實編著)がミネルヴァ書房から出版されました。農村日記の研究ではありませんが、「鈴木藤助日記」も近世日記一覧に紹介されているそうです。
「鈴木藤助日記」は、明治8年7月1日より7月10日までの記事を読みました。
7月8日、藤助家ではそばを打って、近所の人にそばの馳走をしています。ある会員さんの話ですが、今でもこの地域では、うどんを作ることを「そばを打つ」というとのこと。小麦の産地であったことからも、日記で記された「そば」はうどんのことかもしれないと思います。
井上攻先生は、村上直先生から引き継がれて37年間続けていらしたこの会を、この日の講義をもって退かれることになりました。毎月井上先生のお話を楽しみにしてきた者として寂しい思いで一杯です。ここで井上先生のお話として記事を記してきましたが、失礼なこともたくさんあったに違いなく、この場を借りてお詫び申し上げます。長い間ありがとうございました。
6月からは、神奈川県立歴史博物館の寺西明子先生が来てくださいます。
- 次回 6月13日(月)10時より
- 次々回 7月4日(月)10時より