1月16日(月)鈴木藤助日記を読む会が開かれました。
神奈川県立歴史博物館の寺西明子先生のお話。
神奈川県立歴史博物館では、特別陳列「松平造酒助江戸在勤日記―武士の絵日記―」が、2月18日から4月9日まで開催されます。
松平造酒助は庄内藩の上級武士で元治元年8月より約1年間江戸に在勤し、江戸市中取締を主導する任にあたりました。造酒助が江戸在勤中に国元へ送った日記や書簡から、江戸における生活や職務、幕末江戸の様相を紹介します。日記には愛らしい挿絵がふんだんに描かれており、挿絵から当時の様子を読み取ることもできます。
【特別陳列】松平造酒助江戸在勤日記-武士の絵日記- | 神奈川県立歴史博物館
「鈴木藤助日記」は、嘉永6年(1853年)6月28日より7月4日までの記事を読みました。
7月3日、小野路村より柿が届き、柿渋を作る様子が記されています。柿渋には、防虫、防腐、防水、薬など多岐にわたる効能があり、平安の昔から使われてきたことが知られています。藤助家で柿渋を販売していたのでしょうか。
7月1日、現在の川崎市宮前区初山辺りで猪が出没、近くの村人たちが捕まえようと追いかけたけれども捕まえられなかったとあります。今では考えられませんが、当時は猪が生息する地域だったとは興味深いことです。
- 次回 2月27日(月)10時より
- 次々回 3月6日(月)10時より
- その次 4月3日(月)10時より