「鈴木藤助日記」を読もう

   鈴木藤助日記を読む会に参加しませんか?

2019年7月の鈴木藤助日記を読む会

7月29日(月)、鈴木藤助日記を読む会が開かれました。

井上攻先生からのご報告。
横浜市歴史博物館にて開館当初から学芸員として活躍し、開港資料館に在籍された斉藤司先生が、急なご病気で亡くなられたとお話がありました。川崎の歴史にも深く関わられて功績のある先生です。ご冥福をお祈り申し上げます。

「鈴木藤助日記」は、明治7年3月18日より4月1日までの記事を読みました。
3月23日、馬絹村へ年貢を納めに行くとあります。また24日には東泉寺にて年貢取立があったと記されています。明治の世となり、新しい税制度が歩み出した時期ではありますが、人々の意識は、未だに「税金」ではなく「年貢」だったのだろうと想像します。
3月31日、藤助の孫のおとうが虫歯を患い、山口氏が往診に来ています。『川崎市史 通史編3 近代』によると、山口氏とは代々五反田村(後の生田村)で開業する医師です。体調を診るお医者さんが虫歯も治療していたのですね。医師と歯科医師が法的に別個の存在になったのは、明治16年とのことですから、歯科医療が人々に浸透するのは、もう少し先のことのようです。


◆ 次回  8月はお休み
9月2日(月)10時より

 

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