「鈴木藤助日記」を読もう

   鈴木藤助日記を読む会に参加しませんか?

2024年4月の鈴木藤助日記を読む会

4月22日(月)鈴木藤助日記を読む会が開かれました。

 

この日は、鈴木藤助日記の舞台である武蔵国橘樹郡長尾村、現在の川崎市宮前区神木本町と多摩区長尾辺りを散策しました。

神木山等覚院では、本堂にてご住職や奥様から、お寺の歴史やつつじのお世話のことなど様々なお話を伺いました。鈴木藤助日記には等覚院との行き来が頻繁に記されています。

日記には本堂再建の時に合天井を寄進したと書かれており、今も唐子と鶏や菊水など日記の記述通りの彫刻を見ることができます。

当時等覚院は多くの信仰を集めていた様で、遠方からの参拝者の宿泊を藤助家で受け入れたという記述もあります。

藤助家と等覚院は、密接な関係だったことがわかりますし、藤助にとって等覚院は心の拠り所だったのだろうと想像します。

 

その後、藤助家を含む万三店の跡地を確認して、地蔵堂があった所を見学。急坂を登って五所塚、長尾神社、妙楽寺まで足を延ばしました。妙楽寺に藤助はよく墓参りに行っています。妙楽寺辺りは、日記の中で「台(だい)」と呼ばれており、ひと際標高の高い土地で、東京方面の高いビルがよく見えました。日記にも台から江戸の火事が見えたという記述があります。

 

神奈川県立歴史博物館の寺西明子先生には、資料の準備から当日の引率まで大変お世話になりました。鈴木藤助日記の世界を知る一助になったと思います。感謝申し上げます。

 

  • 次回    5月13日(月)10時より
  • 次々回   6月10日(月)10時より
  • その次   7月1日(月)10時より

 

つつじの美しい等覚院

 

 

chidorikomonjyo.hatenablog.com