9月4日(月)鈴木藤助日記を読む会が開かれました。
神奈川県立歴史博物館の寺西明子先生のお話。
神奈川県立歴史博物館では、特別展「足柄の仏像」が10月7日から始まります。相模国の西側にあたる足柄地域の仏像は、長年大切に守り伝えられ、地域に密着した信仰のよりどころとなっています。
また、矢倉沢の関所を守ってきた旧家の文書も同時に展示されるそうです。
「鈴木藤助日記」は、嘉永6年(1853年)8月1日より8月7日までの記事を読みました。
8月1日、藤助は早稲が実入りして、中稲・晩稲も穂が出てきたし、天気も良く花つきもよいと記しています。
稲は田植えをしてから出穂するまで、早稲は50日間、晩稲は80日間、中稲はその中間くらい時間がかかると言われています。
稲は穂を出すとすぐに開花し受粉します。受粉後7~10日間で、籾の中では胚が完成し、養分を蓄積し始めるとのこと。つまり実入りし始めるのです。
穂が出てから35~45日の間で、穂の全体の90%が黄金色になったころが収穫の目安です。
身近な作物なのに知らないことが多いと感じます。
- 次回 10月16日(月)10時より
- 次々回 11月13日(月)10時より
- その次 12月11日(月)10時より