「鈴木藤助日記」を読もう

   鈴木藤助日記を読む会に参加しませんか?

2020年9月の鈴木藤助日記を読む会

9月14日(月)、鈴木藤助日記を読む会が開かれました。

コロナウィルス流行により3月から休会しておりましたが、半年ぶりに懐かしい面々が集いました。

 

井上攻先生のお話。

横浜市歴史博物館では10月3日より「俳優緒形拳とその時代」という企画展が開催されます。

緒形拳は、舞台を基礎としつつ、テレビドラマや映画など多分野で活躍した戦後日本を代表する俳優です。また人生の大半を横浜で過ごした「横浜ゆかりの俳優」でもあります。

この企画展は、緒形の足跡をたどりながら、戦後日本の大衆文化史を俯瞰し、現代史に位置づける試みとのこと。

 

 

「鈴木藤助日記」は、明治7年6月1日より6月5日までの記事を読みました。

 

6月1日、家族が浅間様の祭礼に行っています。浅間様とは富士山信仰の拠点であった浅間神社のことで、藤助家の近くでは登戸(川崎市高津区)にあり、富士塚もあったようです。実際に登ることは多難な富士山ですが、富士塚を登ることにより、そのご利益を得ることができると信じられていました。

現在に残る富士塚としては、山田富士公園(横浜市都筑区)の塚がその原型をとどめているとのこと。

昔は浅間神社のお祭りに新しい衣服を新調して出かけたそうです。6月1日は富士山の山開きであり、衣替えの日でもあり、両者は日常生活の中で一体のこととして意識されていたと伺い、興味深く感じました。

 

6月5日、藤助家にて勝手の井戸の「井戸皮ふせかへ」が行われました。

昔の井戸の様子、井戸さらいをしたこと、井戸皮とは何かなど議論が及びました。

 

  • 次 回   2020年10月20日(火)10時より
  • 次々回   2020年11月17日(火)10時より

 

 

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