鈴木藤助日記を読む会の集まりが2月20日10時から12時までありました。
まずPFIの話題に触れられました。PFIとは簡単に言うと、公共施設等の運営に民間の資金とノウハウを活用し、公共サービスの提供を民間主導で行うことです。博物館や公園等をどう管理していくか、市民にいかに利用されるかは今後の課題です。この度の川崎市民ミュージアムの件は、川崎市の問題に留まらず、一般の私たちも注視していきたい問題であるとのことです。
『名刹王禅寺』三輪修三著 かわさき市民アカデミー川崎学双書シリーズ の紹介がありました。横浜市歴史博物館の売店でも取り扱っているそうです。
日記の記事を読み進めると、お盆の時期に当たり棚参りで行き来する様子が記されています。月並念仏やまんが洗いなどの行事、言葉の意味について議論がありました。まんが洗いの記述が藤助日記の中で他にもあったと記憶していますので探してみます。
小山田村から醤油代金30両が届いた記事があります。藤助家は醤油造りを家業にしており、小山田村に醤油を卸していたことがわかります。さらに醤油についての話が広がりました。 江戸時代初め、醤油などの調味料は関西地方で造られた品を船で運んできた「下り物」が中心でした。醤油が庶民に出回り始めたのは文化文政期であり、この時期「下り物」が増え、海運も輸送量が増えたそうです。
◆次回 3月27日(月)10時より
◆次々回 4月3日(月)10時より
◆5月 5月15日(月)予定
南房総市・小松寺