10月18日(月)、鈴木藤助日記を読む会が開かれました。
10月に緊急事態宣言が解除されて、ようやく例会を開くことができました。
井上攻先生のお話。
横浜市歴史博物館では、「横浜の大名 米倉家の幕末・明治」展が開催されています。米倉家に伝来する史料の中に戦国から江戸初期にかけての貴重なものが見つかったこと、クラウドファンディングを行うにあたって賛否両論があったこと、コロナ下で展示開催までのご苦労話などを伺いました。普通では聞けない出来事を井上先生の切り口で話してくださるのが、この会の魅力でもあります。
「鈴木藤助日記」は、明治8年5月8日より5月13日までの記事を読みました。
藤助家では相変わらず、地租改正に関わる人の出入りが多くあります。
5月11日から12日にかけては、長尾村の有力者が来て絵図を作成しており、昼食や夕食まで提供していることが記されています。
この時期提出された地租改正地引絵図は、現存するものもあり、広げるとたいへん大きな絵図であるとのこと。藤助家の広い座敷で作成されている様子を想像しました。
- 次回 11月8日(月)10時より
- 次々回 12月20日(月)10時より
- その次 1月31日(月)10時より