「鈴木藤助日記」を読もう

   鈴木藤助日記を読む会に参加しませんか?

2021年12月の鈴木藤助日記を読む会

12月20日(月)、鈴木藤助日記を読む会が開かれました。

 

井上攻先生のお話。

横浜市歴史博物館では、「文化財展」と「企画展・浄土の庭」が同時開催されています。

令和3年度指定された文化財並びに後北条氏の支城であった小机城発掘の速報展示を行っています。

企画展では、称名寺造営の歴史とともに称名寺境内の史跡指定の歩みを紹介しています。称名寺境内は、国の史跡に指定されてから100年となります。さらに称名寺の景観が戦後の開発により失われる危機に迫られた時に、背景の三山を含む境内地の追加指定により景観も保存されることになってから50年となります。

 

「鈴木藤助日記」は、明治8年5月21日より5月29日までの記事を読みました。

5月22日、藤助は平村の会所へ醬油税と白酒税を納めに行っています。白酒とはにごり酒のこと。平村の会所とは、現在の川崎市立向丘小学校の近くにあり、藤助家からは徒歩5分位の場所です。

明治6年4月3日、近隣の家の税金をまとめて醬油税を横浜へ持って行くとあります。また明治7年2月9日、白酒税を納めに横浜へ行くと記されています。以前は横浜まで税金を納めに行っていたのが、明治8年には近くの役所で納税できるようになっており、行政が整ってきている変化が見て取れます。

 

  • 次回     1月31日(月)10時より 都合により中止します
  • 次々回    2月21日(月)10時より
  • その次    3月14日(月)10時より

 

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