「鈴木藤助日記」を読もう

   鈴木藤助日記を読む会に参加しませんか?

2023年6月の鈴木藤助日記を読む会

6月19日(月)鈴木藤助日記を読む会が開かれました。

神奈川県立歴史博物館の寺西明子先生のお話。

神奈川県立歴史博物館では、特別展「関東大震災―原点は100年前―」が7月29日より始まります。

関東大震災から100年にあたる今年、当時の巨大地震による甚大な被害を明らかにします。そして、復興の過程で現在につながる都市の骨格が形成されたという観点から、この大震災を現代社会の原点の一つと捉えているとのこと。何よりも県立歴史博物館の建物自体が、震災をくぐり抜けてきた生き証人です。

 

「鈴木藤助日記」は、嘉永6年(1853年)7月19日より7月20日までの記事を読みました。

7月19日江戸から帰宅した藤助は、多くの情報を書き記し、「落書」としていくつかの川柳を載せています。その中には「泰平の眠りを覚ます上喜撰たった四杯で夜も眠れず」の元歌となったと思われる歌も含まれています。当時の人々による社会風刺のエネルギーを感じます。

7月20日、数日前から出現していた彗星について図を描いて記しています。

この彗星については、『武功年表』にも記されていますし、安倍晴明を祖とし天文・暦道・陰陽道等をもって朝廷に仕えた土御門家による『土御門家記録』にも詳しく記録されているので、見比べてみるのも興味深いです。

  • 次回    7月10日(月)10時より
  • 次々回   8月はお休み
  • その次   9月4日(月)10時より

 

 

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