「鈴木藤助日記」を読もう

   鈴木藤助日記を読む会に参加しませんか?

2022年10月の鈴木藤助日記を読む会

10月31日(月)鈴木藤助日記を読む会が開かれました。

 

神奈川県立歴史博物館の寺西明子先生のお話。

神奈川県立歴史博物館では、「特別展 源頼朝が愛した幻の大寺院 永福寺と鎌倉御家人 ―荘厳される鎌倉幕府とそのひろがり―」(10月15日~12月4日)が開催されています。

永福寺は、鎌倉八幡宮寺・勝長寿院とならび重要な宗教装置として鎌倉幕府を支え、東国武士たちに対して文化的に影響を与える存在でした。室町期に焼失してしまう永福寺ですが、跡地から出土する瓦などによって当時の壮麗な姿を偲ぶことができます。鎌倉幕府成立に深く関わった永福寺を、文献・考古・美術などの多彩な資料から明らかにしています。

 

「鈴木藤助日記」は、嘉永6年(1853年)6月15日より6月19日までの記事を読みました。

この数日には、ペリー来航に関する記載がありません。人々は漸く日常を取り戻したかの様にみえます。

6月15日、長尾村内の薬師様の開帳に子供たちが出かけています。

6月16日、大山へ雨乞いの水を貰いに行った近隣の村の代表者が戻ってきました。今日から7日間雨乞いをするとのこと。

土用干しを始めたり、お菓子を貰ったお返しに砂糖をあげたり、奉公人を取極めたり、長尾村の藤助家は人の出入りが多く活気あふれる様子です。

 

  • 次回    11月14日(月)10時より
  • 次々回   12月12日(月)10時より
  • その次   1月16日(月)10時より

 

 

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